Volume Profile 価格帯別出来高 ビットコインテクニカル分析
Volume Profile 価格帯別出来高とは?
価格帯別出来高(以下VP)とは、デフォルトでチャートの下部に表示されている、時間帯別出来高(ある一定の時間内の出来高)とは異なり、ある価格でどれだけ買いと売りの出来高があったのかを見ることができるツールです。トレーダーによって様々な使用方法があると思いますが、ここでは僕がVPをどのようにビットコイントレードに使用しているかを紹介したいと思います。
VPの種類
Trading Viewには、3つのVPがあります。
- Fixed Range - 自分の選択した期間のVP
- Session Volume - 日足のVP
- Visible Range - 画面に表示されている期間のVP
の三つです。そして僕が主に使用しているのは、Session Volume と Visibel Rangeの二つです。
Session Volumeで注目している価格帯
Session Volumeといのは、1日の中で、ある価格帯でどれだけの出来高があったかを示してくれるVPです。ですのでその日の日足キャンドル内だけの出来高を表示します。ちなみにビットコインの場合日足は、24時間取引可能ですので、朝9時~24時間が日足です。僕がSession Volumeで注目しているのは、POC(Point of Control)一番出来高が多かったレベルです。下の画像上でいうと、水平の赤い線がPOCです。これを僕は、サポート・レジスタンスとして使用しています。その日のPOCだけではなく、むしろ前日、前々日またそれ以前のPOCを見て、どの辺りでいったん値動きが止まるかというのをPOCを参照しています。例えば、下チャートで見てわかる通り、前日のPOCレベルに、翌日初めてアプローチする時はかなりの確率で、髭を作っているのがわかります。
またブレイクアウトトレードの際のターゲットの設定にもかなり有効です。その場合は、POCが密集しているゾーンを探します。例えば下の画像です。数日前のPOC密集ゾーンでブレイクアウトが止まっているのがわかります。
このように、POCを見ることで、ブレイクアウトがもしくわ値が大きく動く時に、だいたいどのゾーンで値が止まるなという事をある程度予測できます。僕は大抵の場合この
価格帯で利益を確定します。利益確定とは逆にこの価格帯で反発するとわかっているのであれば、そこで逆張りの指値を入れる事も良い戦略です。僕はスイングトレードをする際はこのような指値の入れ方をします。
余談ですが、Session Volumeで必要な情報はPOCだけなので、不必要な情報をあってもチャートが混雑してみにくくなるだけなので、すべて消してPOCだけ残るように設定しています。下の画像のようにPOCだけを残して、後は全部スライドを一番右に寄せて表示されないようにします。これでだいぶチャートが見やすくなります。
Visible Rangeで注目している価格帯
次にVisible Rangeですが、これは今画面上で見ている範囲(時間軸)の出来高を表示してくれます、なので、画面をスクロールして動かしていくと、VPが毎回変わるのがわかります。少し最初は慣れるまで時間がかかるかもしれません。これにも色々と違った使い方がありますが、僕はシンプルに、出来高が多い価格帯と少ない価格帯を見て、値動きのスピードを予測します。値動きは基本的に出来高が多いところでは遅く、少ないところでは早くなる傾向があります。出来高が多いレンジを抜けると値動きが早くなり、値幅も大きくなっているのが分かります。ブレイクアウトトレードの場合、これを使ってどの辺でエントリーしてどの辺で利確をすれば良いかある程度予測を立てる事ができます。
でもこれだけで値動きの予測はしない
もちろんVPだけで値動きの予測はしません。僕はこれに合わせて、プライスアクションやサポート・レジスタンス、板と歩み値の動きを併用してエントリーとターゲットを設定します。また少しづつブログに書いていきたいと思います。
それでは今日はこの辺で。何かコメントや質問いただければ嬉しいです。
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